ICE BREAK | YASU-NIKKI

ICE BREAK

入社して3ヶ月。

  

 

ボスの指示のもと、お客様に興味を持ってもらえるよう幅広い物件を広告に載せるため、毎日毎日業者に電話。

 

 

広告=表に出て大々的に宣伝されるってことで、個人情報にもなる物件情報は売主様から媒介を任された元付業者や建売業者に許可を取らなければならないのですが

 

「山口でございます、御社の物件なんですけど、そろそろ広告大丈夫でございましょうか??」


「うちでやってるんで駄目です」

 

「ホームページだけに載せたいのですがいかがでしょうか??」

 

「だから駄目ですってば」


・・・こんなのを何千回も繰り返し、城南地区の不動産業者の間では僕の名前が「クレイジー」の異名とともに有名になってきました(笑)


 


そんな中、新物件情報仕入先として利用していたある筋から格安の売り物件情報が!!!


即先輩社員に報告。そのままグループ会社のディベロッパーへと話が流れ、仕入れの方々のスピード勝負も功を奏して、見事弊社の仲介といった形でご成約になりました。


初契約!!!!僕が8000万円の土地の情報を得たことでグループ全体の利益となる動きの一端を担うことができました★

 


「ICE BREAK」…新人の初契約を弊社ではそう呼びます。氷山が砕けるイメージからきているそうです。

 

これと前後して、まさに自分は変わろうとしているのが分かる。

 


人と接するとき「こう接すればこう思われるだろう」という型を作って、その通り振舞ってきた自分。


 

先輩や目上の人からは「あいつは駄目だろう・変なやつだ」といった第一印象から自分の努力とか成長意欲を見てもらううちに信頼へと変わっていくパターン。

  

後輩はとにかく数多くと知り合い、やんちゃ(マイペース)に振る舞い、でも僕の相手を見抜く能力によって相談なんか色々された結果「優しい」とか思われて慕われてくパターン。

  

僕の人間関係の形成の仕方は9割方これでした。その結果仲間が多いという実績がなまじあるから「自分はこれでいいんだ」と思ってた節があった。

 

 

でも、それだけじゃあ駄目なんだ。

  

 

お客様は大概目上の人間なんだから丁寧に、でも正しいコミュニケーションを図って人間関係を作っていかなきゃならないし

 

相手のことを分かるからといって自分のことを話さずヒアリングばかりしてたらいつまで経っても本当の自分を理解してもらえず、真の信頼関係は生まれない。



社長にも以前言われたけど、僕はインプットは得意だけどアウトプットが苦手なんよね。。



だから型にはめた分かりやすいキャラクターや自分の今まで残した結果だけで勝負するしかなくなっちゃってた。。僕が仕事ができる人間になったとき、それまでの結果はすごく影響を与えられると思うしね。。



でも、でもそれはあくまで自分がなりたい自分になる過程の一部分に過ぎない。



「心から人を好きになって心から好きになってもらいたい」そんな些細だと思ってたバジェットををこのままでは一生達成できない。



だから変わらなきゃ。。殻を破って。表に出て。成長していかなきゃ。