STAIRWAY TO THE DREAM② | YASU-NIKKI

STAIRWAY TO THE DREAM②

不動産っていう印象悪い業界のベンチャーから人気業界においてトップを走る一流企業へとのし上がっていく事を目指して、

そしてその中で自己実現を果たしていくために、


半年前、45人の同期と一緒に入社した。



10人が辞めた。



みんな僕なんかより能力的にも人間的にも優秀で豊かな人たちだったのに。


(よくありがちだけど、騒ぎ立てて迷惑をかけたり、上司や会社のせいにしたりして辞める人は誰もいなかった。人間としての立派さが伺えるよね)


みんな「結果が出ないのが辛いから」とかそれっぽいこと言っていたみたいだけど


辞めた人たちは根本的なところで、現在の自分から変わりたくなかったんだと思う。


別にそれが良い悪い・正しい間違いじゃなしって話ではない。



日本一を目指す企業の一員として見た場合ウイークポイントとなる、それまでのどこかにあった緩さ・甘さ・頑固さ・ずるさ・・・


そういったものが原因で、(社長が「お前らまだ何も分からない子供なんだから仕方ない」って言うところだが)


仕事がなかなかうまくいかず、(なんだかんだ今までこれでやってきた、みたいなパターンが通じない、とかね)


過去の成功習慣と現在を比べるとあまりにも疲れてしまい、(学生生活は忙しい忙しいいいつつなんだかんだ飲みいったりできたけど、今は日々の睡眠時間確保すら大変、とかね)


一方でまだ残っている過去の自分の財産が、この日々の繰り返しの中でなくなってしまうことを恐れて、(趣味、友達、恋人・・・)



早めに手を打つって感じで辞めていく。


彼らに対して今の僕じゃあどうこう言える立場じゃないし、第一そんな評論家みたいなことをいう筋合いはない。



変わらずにいる決断をしたことのほうが、その人自身のストーリーを守っていく、っていう意味では、正解なんだろうな。



どっちが良い悪い・正しい間違いとかじゃなく。ここではそう思っておこう。